AIを使いたいけど不安な人の入口

AIを使ってみたいけれど、答えが間違っていたらどうしよう。個人情報を入れてよいのかも、分からない。

そう迷うのは、自然なことです。AIの答えには、不正確な内容が含まれることがあります。個人情報を扱う場面の注意として、個人情報保護委員会の文書にも、書かれています。

だから、最初は、答えを自分の目で確かめられる作業だけに使ってください。不安なままでも、始めて構いません。

確かめられる作業なら、間違いに気づきやすくなります。気づきにくい作業は、あとに回します。

先に読む理由は、初めてAIを開く日に、「入れない情報」と「確かめ方」を、最初の質問の前に決めておけるからです。

読み終わるころには、最初の質問を入力する前に、入れない情報と、確かめ方を、自分の言葉で言える状態になっているでしょう。

2023年6月2日、個人情報保護委員会は、一般の利用者向けに、生成AIと個人情報の留意点を3つ示しました。

入力した個人情報は、機械学習に使われることがあります。

ほかの情報と統計的に結びついたうえで、正確な内容または不正確な内容として出力されるリスクもあります。

答えには、不正確な内容が含まれることがあります。

自然な文章で返ってくる答えも、確率的な相関関係にもとづいて作られます。そのため、不正確な内容の個人情報が含まれるリスクがある、と示されています。

サービスを提供する事業者の利用規約やプライバシーポリシーなどを、十分に確認します。

入力する情報の内容を踏まえて、利用を適切に判断します。

出典:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」別添1(3)(令和5年6月2日)。確認日:2026年10月13日。

間違った答えを信じてしまいそうなとき

自分が内容をよく知っている話題で、先に試してみてください。知っている話題なら、間違いに気づきやすいからです。

お金、健康、法律、手続きのように、間違いの影響が大きい内容は、AIの答えだけで決めません。公式の窓口や原文で確認します。

入力した内容が気になるとき

最初は、一般的な話題だけを入力してください。氏名、住所、電話番号、お客様の名前など、個人が分かる情報は入れません。

理由は、入力した個人情報が機械学習に使われることがある、と個人情報保護委員会の文書にあるからです。

私は、入れるかどうかは、最初は「入れない」側に寄せて考えています。

お客様の情報を入力してよいか、迷うとき

条件によっては、個人情報保護法に違反する可能性があると、個人情報保護委員会は示しています(別添1(1)②)。

示されているのは、個人情報を仕事で扱う事業者(個人情報取扱事業者)が、次の2つに当てはまる場合です。

  • あらかじめ本人の同意を得ずに、個人データを入力した
  • その情報が、答えを出す以外の目的で扱われる

入力する前に、AIサービスを提供する会社が、その情報を機械学習に利用しないかなどを、十分に確認します。

「個人データ」にあたる範囲や、個別の判断は、個人情報保護委員会のサイトで相談先を確認してください。

頼りすぎてしまいそうなとき

依存については、上の個人情報保護委員会の文書に書かれていません。ほかの公的機関の基準は、このサイトでは確認していません。

このサイトの考え方は、「決めるのは自分」と「任せるのは下書き」を、先に分けておくことです。

たとえば、下書きや要点の整理はAIに頼みます。送る、出す、決める、は自分で行います。

自分には難しそうなとき

操作の中心は、質問や作業指示を入力することです。私は、操作よりも、何を頼むかが大事だと考えています。

今夜、自宅で、パソコンかスマホを開きます。自分の仕事のうち、内容をよく知っている話題を1つ選びます。

その話題を、AIに3行で説明してもらいます。短い答えのほうが、確かめやすいからです。

返ってきた3行を読み、間違いがないかを調べます。「使えた点」と「外れた点」を1行ずつメモして、閉じます。

翌日、取引先に送る文章を作るとき、AIの下書きのどこを疑って読むか、見当をつけられます。

冒頭の、なぜそうなるかの説明は、このサイトの考えです。公的な資料で確認できる部分には、出典を書いています。

上の文書は、2023年6月のものです。その後に内容が改められたかは、このサイトでは確認できていません。

最新の内容は、個人情報保護委員会のサイトで確認してください。このサイトは、法律や個別の事情についての助言はしません。

「入れない側に寄せる」「操作よりも、何を頼むかが大事」は、このサイトの考え方です。公的な基準ではありません。

運営しているのは、ペンネーム「アイノテ」です。確認のしかたは調査方法と更新ルールに、運営者の紹介は運営者情報にあります。

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